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「スタインウェイを弾こう」に行ってきた。

多くの自治体で、市民会館のホールのピアノ(スタインウェイとかベーゼンドルファーとか)を市民に引いてもらう企画をやっています。ホールでスタインウェイが弾けるなんて夢のような話なのですが、なかなか時間が取れなくて、このような企画に申し込んだことは今までありませんでした。が、ついに今日、初めて「スタインウェイを弾こう」にチャレンジしてきました。

場所は地元の市民会館の小ホールで、ピアノはスタインウェイD-274です。フルコンサートピアノのような大きなものではありません。

最初に弾き始めた感想は、あれ?音ちっちゃいな、というものでした。家で練習するときは部屋が狭いので音がうるさく響きます。しかし、小ホールは広いので自分の耳にあまりガンガンには来ません。音が散逸してしまう感じ。大きな音を出そうと力んで弾いてみても、あまり大きく弾けている気がしませんでした。

しかし、音色はやっぱりスタインウェイでつややかな感じがします。ピアノを本格的に習い始めたのが大人になってからで、ここ20年くらいほぼ弾いていなかったので、指と鍵盤との感覚がもう全然なくなっていて、弾いている手応えが感じられませんでした。年を取って指が動かなくなっているというのも大きいです。

ショパンのバラード第1番ト短調作品23は、昔ピアノを習っていたときに無理して発表会で弾いた曲です。当時はちゃんと暗譜していたのに、もうほとんど頭でも指でも覚えていませんでした。そもそも技術的に、自分には難易度が高すぎて昔程度に弾けるようになるのも、これから一体どれだけ練習が必要なんだ?と気が遠くなります。

1000円で1時間弱、ホールでスタインウェイピアノが弾けるなんて、とても贅沢なことだと思います。今度は、もっと家で練習してから望みたいと思います。