投稿者「chambermusic.life」のアーカイブ

イーヴォ・ポゴレリッチ ピアノリサイタル2024年1月27日(日)サントリーホール

2024年1月27日(日)にサントリーホールで行われたイーヴォ・ポゴレリッチのピアノリサイタルを聴きに行ってきました。前に一度だけポゴレリッチを聴いたことがあります。何年前(何十年前)か忘れましたが確か北区の北2024年1月27日(日)にサントリーホールで行われたイーヴォ・ポゴレリッチのピアノリサイタルを聴きに行ってきました。前に一度だけポゴレリッチを聴いたことがあります。何年前(何十年前)か忘れましたが確か北区の北とぴあホールでやったときだったと思います。大ホールの後ろの方で聴いたのですが、ホールの空間が遠くのポゴレリッチを中心に緊張感漲る状態になっていて、自分は聴いている間ずっと緊張を強いられて身動きがとれませんでした。

さてそれからウン十年の歳月が流れてのポゴレリッチとの「再会」です。サントリーホールに行くこと自体も前回いつ誰を聴いたか覚えていないくらいです。地下鉄の駅を降りて少し歩くかんじがなんとなく記憶にあるので一回は来たことがあったと思いました。19時開演、18時半開場で、18時15分頃についたのですが、建物の前に大勢の人がいて、ロビーには入れてくれるのかなと思ったらそうではありませんでした。当日券が売られていて20人くらいが並んでいました。

他人様のツイートですが、雰囲気がわかるものを紹介。

19時開演だと家を出るのが夕方でちょうど晩御飯を食べるタイミングが難しいので、少しでも腹に入れておくかとホールの建物の前に並ぶいくつかのレストランの中で、パン+コーヒーが買えるお店があったのでそこでパン1つとコーヒーを買って、店の前の空間にある「テラス席」でホール前のガヤガヤした雰囲気を楽しみながら、腹ごしらえをしました。
さて18時半開場です。
1回のクロークでコートを預けて、自分は2階席だったので2階へ。今回はA席(8000円)で、舞台の後ろ側の席でした。こっち側の席で演奏を聴くのは初めて。

ピアノの裏側から聴くとどんなふうに聞こえるのかと興味深々でしたが、演奏が始まってみると、やはりピアノのフタで音がさえぎられていて直接音がこっちに聞こえないという当たり前のことがわかりました。仕方がないので、ピアノの音がホールに響いているのを楽しむことにしました。

演奏終了後には写真撮影がOKになるのですが、会場の雰囲気を他人様のツイートで紹介。


自分はてっきり満員になると思っていたのですが、お客さんの入りが多くなくて全体として7~8割くらいしか入っていなかったのではないかと思います。一階席の右側(ステージに向いて右側)、つまりピアノを弾く手が見えない側は、空席の領域がかなり広く残っていました。びっくりです。ピアノは安い席から売れると聞きますが、一番高いS席が大量に売れ残ったということでしょう。昔聴いたときは多分満員だったと思うので、これにはかなり驚きました。日本人はこの数十年の間に経済的に苦しくなってきたのでしょうか。そういう自分も滅多なことではコンサートに行けない状況なのでありますが。

これも他人様のツイートをお借りして、会場内の雰囲気をお伝えするのですが、裏(この写真だと横からかな)のほうから見ると、ポゴレリッチにわりと近い距離感で、それはそれでいいものだと思いました。ちなみにこの横の部分はA席です。

料金:S席15,000円 A席12,000円 B席8,000円 https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/schedule/detail/20240127_M_3.html

プログラムは、以下の通り。

  • ショパン:前奏曲 嬰ハ短調 Op. 45
  • シューマン:交響的練習曲 Op. 13(遺作変奏付き)
  • シベリウス:悲しきワルツ Op. 44
  • シューベルト:『楽興の時』 D780 Op. 94

https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/schedule/detail/20240127_M_3.html

アンコールはショパンでした。